基礎知識:夜戦の特徴

基礎知識》 2014/03/08 19:20

 序盤の海域においては、ボス敵を攻略する際「戦術的勝利B」の条件を達成していなければ次マップは開放されないため、夜戦に突入するかの判断が必要になります。
 しかし夜戦は昼戦とは違ういくつかの特性があるため、夜戦の特徴を知らない状態で夜戦に突入すると手酷い損害を受けないとも限りません。
 そこで、2-4攻略前に夜戦の特徴について触れておきます。

1)夜戦では与えるダメージ・与えられるダメージが大きい
 すでに経験済みかも知れませんが、昼戦の砲撃・雷撃では大きなダメージを出す事のできない駆逐艦や軽巡洋艦が夜戦の攻撃で大きなダメージを出す事ができるようになります。
 また、重巡洋艦や戦艦の攻撃もダメージが大きくなったように感じられたと思います。
 これは、「夜戦火力の計算」と「火力キャップの向上」による効果です。

 1-1)「夜戦火力の計算」
  昼戦の攻撃では砲撃戦では「火力」値を、雷撃戦では「雷装」の値を使ってダメージを計算します。
  しかし、夜戦でのダメージは「火力+雷装」の値を元にダメージを計算します。そのため、「雷装」を持つ駆逐艦・軽巡洋艦・重雷装巡洋艦・重巡洋艦の攻撃ダメージが桁外れに大きくなります。

 1-2)「火力キャップの向上」
  昼戦での攻撃(砲撃・雷撃)では、クリティカルによる補正を入れる前のダメージ量に「150」前後の規制がかかり、150以上のダメージが出辛くなっています。
  同様に昼戦での対潜攻撃も、クリティカルによる補正を入れる前のダメージ量に「100」前後の規制がかかっています。
  しかし、夜戦においては「火力+雷装」を元に、クリティカルによる補正を入れる前のダメージ量に対する規制が「300」前後となり、150を超えるダメージが出やすくなります。
  この場合の「クリティカル」は画面表示上の「Critical」表示ではなく、内部的に15%前後の可能性で発生する物を指します。表示上の「Critical」は実質40ダメージを超えると表示されてしまう仕様ですので、「Critical]が表示されていても内部的にはクリティカルではない可能性が高くあります。
  なお、内部的な処理としてのクリティカルが発生した場合、与えるダメージが1.5倍になりますが、狙って出せるものではありませんのでいつもよりダメージが大きかった時はラッキー程度に考えておくといいでしょう。

2)夜戦では対潜攻撃はほぼ無効となる
 2-3までのマップではまだ潜水艦は出てきませんが、今後海域攻略を進める中で出会う潜水艦については、夜戦ではどれだけ装備を整えても1桁前半のいわゆる「カスダメージ」しか与えられなくなります。
 しかし、夜戦においても潜水艦を攻撃可能な艦娘は全て潜水艦を優先して攻撃してしまうため、昼戦終了時に潜水艦が生き残っている場合は夜戦で勝利をもぎ取るのはかなり難しくなります。

3)夜戦では「カットイン攻撃」「連撃」が発生する可能性がある
 夜戦においては、攻撃する艦娘の装備によって「カットイン攻撃」あるいは「連撃」が発生する可能性があります。
 ただし、相手に潜水艦が生き残っている場合、潜水艦を攻撃可能な艦娘は全て潜水艦を攻撃してしまい、「カットイン攻撃」も「連撃」も発生しなくなります。

 3-1)「カットイン攻撃」
  攻撃時に装備の名称と画像がカットインし、大ダメージを与える攻撃です。発生すればほとんどは命中しますが、まれに攻撃を外したりカスダメージになる事があります。
  カットイン攻撃は「カットイン攻撃が可能な装備構成」をしていて、かつ「小破未満の場合は艦娘の運+15%」「小破の場合は艦娘の運+25%」「中破の場合は艦娘の運+35%」「旗艦の場合更に+5%」の割合で発生すると言われています。
(なお、装備アイテムの「探照灯」を装備している艦娘がいる場合、「自陣の艦娘の発動率+5%」「敵軍の発動率-10%」という説があります。「探照灯」は軽巡洋艦「神通」をLV60にして改二にすると入手できます)
  カットイン攻撃のダメージはおよそ通常の2倍と考えて差し支えありません。
  カットイン攻撃は不安定ですが、より「火力」「雷装」を求めた装備構成をすると「カットイン構成」に辿り着く事が多いので、その際は運の良い艦娘を使うといいでしょう。
  カットイン攻撃が発生しなかった場合、普通に1回攻撃を行い100%のダメージを与えます。

 3-2)「連撃」
  敵艦に対し2回連続でダメージを与える攻撃です。発生した場合、普通に攻撃を外す場合もありますし、カスダメージになる事もあります。
  連撃は「連撃可能な装備構成」をしていればほぼ100%に近い確率で発生します。
  連撃のダメージは通常の夜戦ダメージの1.2倍が2回与えられると考えて差し支えありません。そのため、同じ「火力」と「雷装」の装備であれば、不確定な「カットイン攻撃」よりも確実性がありダメージも大きい「連撃」は非常に有利です。
  連撃が発生しなかった場合、普通に1回攻撃を行い100%のダメージを与えます。

 3-3)「カットイン攻撃」「連撃」が可能になる装備構成
  「カットイン攻撃」が可能になる装備構成、「連撃」が可能になる装備構成は以下となります。
  「カットイン攻撃」「連撃」は発生しなくても通常ダメージが与えられるので、積極的に「カットイン攻撃」「連撃」が可能な装備構成をして行きましょう。
  「カットイン攻撃」「連撃」に関わる装備の種別は「主砲」「副砲」「魚雷」のみです(装備の種別は「図鑑表示」の「装備図鑑」で調べる事が可能です)。
  「主砲」「副砲」「魚雷」に分類されない装備はカットイン攻撃・連撃の発生を妨げないので、「九一式徹甲弾」や「22号対水上電探」、「機銃」に分類される装備などは自由に装備が可能です。
  なお、魚雷に見える「甲標的」は魚雷としては扱われないのでカットイン装備・連撃装備に加えて装備して構いません。

  3-3-1)「カットイン攻撃」が可能になる装備構成
   ・「主砲:なし」「副砲:なし」「魚雷:2個以上」
   ・「主砲:3個以上」「副砲:なし」「魚雷:なし」
   ・「主砲:2個」「副砲:1個」「魚雷:なし」
   ・「主砲:1~2個」「副砲:なし」「魚雷:1個」

  3-3-2)「連撃」が可能になる装備構成
   ・「主砲:2個」「副砲:なし」「魚雷:なし」
   ・「主砲:1個」「副砲:1個以上」「魚雷:なし」
   ・「主砲:なし」「副砲:2個以上」「魚雷:0~1個」

  3-3-3)それ以外の装備構成の場合
   上記「カットイン攻撃が可能になる装備構成」「連撃が可能になる装備構成」以外の装備構成であった場合、普通に1回攻撃を行い、100%のダメージを与えます。

4)夜戦を行うと余分な燃料・弾薬を消費する
 通常の戦闘で消費する燃料・弾薬に加え、夜戦を行うと余分な燃料・弾薬を消費します。
 道中の戦闘が多いマップなどでは、道中で野戦をする事で燃料・弾薬を浪費し、先の戦闘で燃料・弾薬不足により火力低下・回避率低下という影響をきたす事があります。
 燃料・弾薬の残り量による影響については別途エントリを起こしますが、2-4や3-4などの道中が長いマップを攻略する場合は道中で夜戦をしない事が非常に重要になります。

 上記の内容を念頭においた上で夜戦の判断をする事を強くお勧めします。

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